✿幼児教育講師の記録✿

幼児教育、教育全般について書いています♪

妊娠前の準備って何があるの?

❀命がけの行為の出産❀

子どもを産むということは、今でも親子ともに命がけの行為で、時には命を落としかねない(https://www.j-cast.com/2017/04/19295949.html?p=all)ことなんですよね。母子ともに健康で無事に赤ちゃんが生まれて生きている!というのはとても尊い事です。

今回は、妊娠前から出産までに気を付けた方がいい事がいくつかあるので、私自身への自戒も込めてまとめてみました!皆様の参考になると嬉しいです。

 

❀妊娠前にしておいた方がいい・気をつけた方がいいこと❀

まず、妊娠が可能になることが出産への一歩ですね。そのためには、健康な夫婦の体づくりが必要です♪

①予防接種

妊娠中はワクチンを打つ事ができないので妊活の前に下記の抗体があるか確認するといいです。

風疹、麻疹、水疱瘡(みずぼうそう)

風疹・麻疹:妊娠初期にかかってしまうと赤ちゃんが奇形や障害を持つ原因になることがあります。

水疱瘡:妊娠前期にかかってしまうと赤ちゃんに目や脳の損害を与えてしまう。

予防接種は、小さい頃にした事がある方もいるかと思いますが、数回行わないと抗体ができない場合もあるので、抗体の確認をするといいですね。

毎年流行するインフルエンザの感染予防も◎ 

 

②歯科検診

歯肉炎や虫歯等の確認をしておく。妊娠中のつわりでホルモンバランスの変化、赤ちゃんが産まれた際に虫歯菌をうつさないために。妊娠中に赤ちゃんにうつってしまった場合、早産などの可能性があります。

 

性感染症検査

性器ヘルペス、梅 毒:母親が感染していた場合、赤ちゃんにも感染する可能性があり、赤ちゃんに障害が残ることも。

赤ちゃんのために夫婦ともにチェックを受けると安心ですね。

 

④カルシウム、鉄分

~食事は色々とあるのですが、特に女性が不足しがちな物をピックアップしています。詳しくはまた別のページにて説明します♪~

カルシウムは、妊娠から出産、授乳時に体から出ていくことが多い栄養素、出産後から閉経後の骨粗鬆症や骨のダメージを防ぐために。

カルシウムが多い食材:干ししいたけ、桜エビ、切り干し大根等

*牛乳は乳糖が入っており、日本人は分解ができない人が多いため気をつけること。

また、成分無調整を選ぶこと◎ 

低脂肪など調整されたものは、脂肪分を取り除く過程で、人が飲んだ際に男性ホルモンが過多になり、排卵などの障害になる部分が入っているため。

 

鉄分は、子宮環境を整えたり、赤血球等を作る栄養素。

*貧血の妊婦さんから産まれた人は赤ちゃんも同じように貧血になりやすくなります。母親と赤ちゃんの体の中の鉄量が同じになるからだそう。貧血ぎみの子はビタミンDも少なくなり、骨がまがる、くる病になってしまうことも。

特に女性は男性に比べ、鉄分が体から出やすく(月経等)、体内に保存できる鉄の貯蔵庫の量も少ない(男性の約139に対して女性は約22.5)ので、意識して毎日とることが大切です!

鉄分を多く含む食材:赤身の牛肉、しじみ、干しエビ等

鉄分はビタミンC(ブロッコリー、パプリカ等)と一緒に摂取すると吸収率が上がります。

 

葉酸

葉酸は、受精してからスムーズに細胞分裂や成長、DNAを作っていくために必要な物。

葉酸が足りないと神経管閉鎖障害(NTD)になり先天的異常のリスクが上がります。

理想は、妊娠1か月前~妊娠初期(13週)まで葉酸を0.4mg/日を取る。

葉酸を多く含む食材:焼きのり、わかめ、ほうれん草、ブロッコリー等。

食材から0.4mgを取ることは難しいともいわれます。サプリメントでも◎(サプリメントには添加物も入っているのでお気をつけください)

 

亜鉛

亜鉛は、男性の精子に大切な栄養素。女性ホルモンにも必要なので、お互いに取るといい栄養のひとつです。

亜鉛を多く含む食材:牡蠣、牛肉、うなぎ等

亜鉛は、ビタミンE(アボカド、ほうれん草)と一緒に取ることで吸収率が上がります。

 

⑦BMI18.5~22.9へ

BMIとは、人の肥満度を体重と身長から導く体格指数です。

BMI=体重kg ÷(身長m × 身長m)

BMIが18.5~22.9の人々が妊娠率がよかったという調査があります。

妊娠前に痩せぎみ(BMI18.4以下)だと、妊娠中に体重が増えても赤ちゃんが大きくなりづらく、増えた体重に対し赤ちゃんが小さく生まれてしまう可能性があります。

または、太りぎみ(BMI26.5〜)は、高血圧、糖尿病になるリスクや排卵が乱れ妊娠しづらくなる可能性がでてきます。

男性も同じように適正体重が◎

 

❀まとめ❀

夫婦ともにしておいた方がいいこと

・予防接種、歯科検診、性感染症検査、食生活の見直し

特に女性がしておきたいこと

・鉄分、カルシウム、葉酸の摂取、体重管理

 食事はとても大切なので、また詳しく別で書きたいと思います♪

 

出典

『赤ちゃんの脳と心で何が起こっているの?』リザ・エリオット 

(3人の子供を持つ神経科学教授が赤ちゃんの脳と心に迫った内容で600ページ!ほどあります)

『「食事」を知っているだけで人生を大きく守れる』細川モモ

(予防医療を食事から考えていく内容で女性にどの栄養素が足りないかを分かりやすく書いてくださっています)

『妊娠しやすい食生活』ジョージ・E・チャヴァロ他

ハーバード大学の研究者が看護師を対象に健康や妊娠について8年間追跡した調査研究。どんな食事が妊娠にいいのか詳しく書いてあります)

『妊活たまごクラブ2019-2020 赤ちゃんが欲しくなったら最初に読む本』たまひよ

(妊娠~出産、不妊に必要な情報が分かりやすくまとめてあります)

EPAERK https://haisha-yoyaku.jp/docs/hamigakids/column/ninpu-shikakenshin.html 2019/8/21

(虫歯、歯肉炎などが及ぼす危険性についてかかれたHPです)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30285230

(アジア人女性対象BMIの研究結果です)