どうして幼児教育の道にすすんだの?
こんにちは✿
今日は、私が幼児教育に興味を持ったきっかけを書いていきたいと思います。
大学時代にさかのぼります。少し長くなりますが、お読みいただけると嬉しいです☆
❀きっかけは大学時代の教育実習❀
私は大学時代、教育課程を専攻していました。教育実習先は中学2年生の思春期の生徒達。今まで大学で学んできたことを少しでも楽しく伝えよう!と意気込んでいました。
初回の授業。チャイムが鳴り、授業を始めようとした、のですが。
目の前に座っていた生徒を見ると机の上に教科書、ノート、筆記用具さえもない状態。
「あれ、教科書はどこにあるの」
と私が聞くと
「ロッカー」
と一言つぶやき、その子は椅子に座ったまま。 目は死んだ魚のようで、目の照準が合っていませんでした。
なんとか、取ってきてもらって授業を本格的に進めたのですが、その授業中、その子は手を動かすことがありませんでした。休み時間にその子にどうして準備しなかったのかと聞くと、
「どうせ、わかんないし。自分はどうせ何もできないから」
とその子は呟いたのです。
私は、生徒の中には授業が嫌いな子がいて、「授業嫌だ!」「勉強はいやだ!」と言ってくる子はいるかなと予想していたのですが、その子は何も言わず。ただただ、無気力でした。他のクラスにもそういった無気力な子は1割ほど居たのです。
❀無気力な子達を見て思ったこと❀
私は、その時、教育の理想と現実を見た気がしました。
教師側がいくら楽しめるように努めても、響きにくい生徒がいるんだと知ったからです。こう悲観的になってしまっては、この子達の将来はどうなるんだろう。授業を受ける以前に何かを変えなくてはいけないのではとずっと考えました。
もしかすると、本人のやる気をあげていく以外に、彼らを取り巻く環境が彼らをそういう風に変えてしまったのではないかと思ったのです。
そして、中学校・小学校以前の人格形成が育まれる幼児期にヒントがあるのではと思ったのです。それから、紆余曲折あったのですが、そう確信し、最終的に私は幼児教育の講師としての道を進んでいきます。
❀まとめ❀
・教育実習で無気力な子達と出会う。
・人格形成時の幼児期が大切なのではと気付く。
当時の私にとって、衝撃的な経験でした。今でも、彼らの何かあきらめたような目や自己肯定感の低さ、ネガティブな言葉たちを思い出すと、何もできなかった自分自身を悔しく思います。
読んでくださり、ありがとうございました❀